宮崎ブルーベリーの杜

blog

お知らせ

2026/10/28 20:26 ~ なし

ブルーベリー品種物語|第13話 ブルーゴールド(Bluegold)

😅 5年かけて育てているのに、いまだに味の印象が薄いブルーベリー。

今回ご紹介するのは、ノーザンハイブッシュの「ブルーゴールド(Bluegold)」です。

ブルーゴールドは、1989年にアメリカで発表された品種。

樹は比較的コンパクトで、枝数が多く、果実は硬くて日持ちがよいとされています。

収量も多く、家庭栽培から商業栽培まで利用されてきた品種です。

🌱 さて、ブルーゴールドの親をたどってみましょう。

ブルーゴールドの両親は、

「ブルーヘブン(Bluehaven)× Me-US 5」

という組み合わせです。

まず、父親のMe-US 5をたどると、

「アッシュワース(Ashworth)× ブルークロップ(Bluecrop)」

という血統です。

ここで登場するブルークロップは、世界中で広く栽培されてきた、ノーザンハイブッシュを代表する品種の一つです。

そして、母親のブルーヘブンをたどると、

「バークレー(Berkeley)× 19-H」

という組み合わせになります。

バークレーといえば、第3話でご紹介した品種ですね。

さらに19-Hには、ローブッシュ系の血統が含まれています。

つまりブルーゴールドは、バークレーやブルークロップといった歴史あるノーザンハイブッシュの血統に、ローブッシュ系の遺伝的背景も加わった品種なのです。

🌿 では、宮崎ブルーベリーの杜ではどうでしょう?

当園では10本を導入しました。

ところが、収穫デビューできたのは、

🫐 3年目:1本

🫐 4年目:3本

🫐 5年目(2027年予定):4本

という状況です。

特に苦労しているのが、過湿による生育不良です。

当園はポットを使った養液栽培ですが、ブルーゴールドは水分管理の影響を受けやすい印象があります。

根の状態が悪くなると、なかなか樹勢が回復しません。

文献では豊産性の優良品種として紹介されていても、宮崎での当園の栽培環境では、決して簡単な品種ではありませんでした。

🫐 そして、肝心の味は?

実は、まだ強い印象が残っていないんです。😅

海外でも食味についてはさまざまな評価があるようですが、当園では十分な収穫量を確保できていないため、まだ自信を持って評価できません。

来年こそは、しっかり育った樹から収穫して、味や香りを確かめたいと思います。

🌱 品種の評価は、実際に育ててみなければ分からない。

同じブルーベリーでも、気候や栽培方法によって生育は大きく変わります。

優良品種とされるブルーゴールドが、宮崎ブルーベリーの杜では苦戦している。

これも、私たちの大切な栽培記録です。

これからも品種の歴史や親子関係をたどりながら、当園での実際の栽培経験をお伝えしていきます。

次回、第14話は「ダロウ(Darrow)」。

こちらもブルークロップの血統を受け継ぎ、あの巨大果で知られるチャンドラーの親となった品種です。

お楽しみに!😊

#宮崎ブルーベリーの杜

#ブルーベリー品種物語

#ブルーゴールド

#ブルーベリー栽培

#温故知新

※この記事は2026年10月時点の記録です。「来年」は2027年を指します。農園での生育や食味の評価は、当園の観察・経験に基づくものです。

← 第12話 ブリジッタ(Brigitta Blue)

ブルーベリー品種物語の連載一覧へ →

アーカイブ

PAGE TOP