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2026/11/02 20:17 ~ なし
😲 500円玉ほどの巨大なブルーベリー!
しかも、大きいだけじゃなく、美味しいんです。
今回ご紹介するのは、ノーザンハイブッシュの「チャンドラー(Chandler)」です。
チャンドラーは、1994年にアメリカで発表された品種。
世界最大級の果実をつけるブルーベリーとして知られ、直径25mmを超える大粒になることもあります。
そして、この巨大な果実には、長い育種の歴史が隠されています。
チャンドラーの両親は、
「ダロウ(Darrow)× M-23」
という組み合わせとして紹介されています。
ダロウといえば、前回の第14話でご紹介した品種ですね。
そのダロウの両親は、
「F-72 × ブルークロップ(Bluecrop)」
さらにF-72の両親は、
「ウェアハム(Wareham)× パイオニア(Pioneer)」
つまり、チャンドラーには、ブルークロップやパイオニアといった、アメリカのブルーベリー育種を支えた古い品種の血統が受け継がれています。
大粒のダロウから、さらに巨大な果実をつけるチャンドラーへ。
育種家たちが長年追い求めてきた、大粒で美味しいブルーベリーへの挑戦が感じられます。
チャンドラーの魅力は、果実の大きさだけではありません。
甘味と酸味のバランスがよく、食味にも優れた品種として知られています。
また、果実が一斉に熟すのではなく、比較的長い期間にわたって収穫できるのも特徴です。
大粒のブルーベリーを長く楽しめることは、摘み取り農園にとっても大きな魅力ですね。
当園では、チャンドラーを10本導入しています。
そして、収穫デビューできたのは8本。
実は、当園のチャンドラーは接ぎ木苗なんです!
チャンドラーは、挿し木苗では生育に苦労することがあると聞き、先輩農園の栽培経験を参考にして、当園でも接ぎ木苗を採用しました。
ノーザンハイブッシュは、宮崎の気候や当園の養液栽培環境では、品種によって育成に苦労することがあります。
その中で、チャンドラーは10本中8本が収穫できるまでに育ってくれました。
前回ご紹介した親品種のダロウは、20本中9本の収穫デビュー。
もちろん、苗の条件も違うので単純に比較はできませんが、当園では接ぎ木チャンドラーの方が順調に育っています。
前回のダロウでは、早く収穫したいあまり、ちょっと無理をして実をつけさせてしまい、樹を弱らせてしまいました。😅
しかも、予想以上に実が大きくなり、房の中できちきちに詰まって、収穫するのも一苦労。
ところが、子供のチャンドラーは、さらに大粒になる品種なのに、当園ではダロウほど実が窮屈に詰まることはありませんでした。
同じ大粒品種でも、果実のつき方には違いがあるんですね。
実際に親子を育てて比較できるのも、たくさんの品種を栽培する楽しさの一つです。
ブルーベリーは、品種によって大きさも、甘味も、酸味も、香りも違います。
チャンドラーのような巨大果を初めて見たときの驚きは、摘み取り体験ならではの楽しさだと思います。
これからも、品種の特徴を生かしながら、お客様にいろいろなブルーベリーを楽しんでいただける農園を目指していきます。
ブルーベリーの育種の歴史をたどると、一粒の果実の向こうに、何世代にもわたる育種家たちの努力が見えてきます。
そして次回からは、舞台をニュージーランドへ!
🇳🇿 第16話からは、ニュージーランド三兄弟「プル・ヌイ・レカ」をご紹介します。
実は、この三兄弟にもブルークロップの血統がつながっているんです。
お楽しみに!😊
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