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2026/11/07 21:21 ~ なし
今回ご紹介するのは、ニュージーランド三兄弟の2番目、「ヌイ(Nui)」です。
前回のプルに続いて登場する、ノーザンハイブッシュの品種です。
ヌイは、ニュージーランドのルアクラ農業研究センターで育成され、1987年に公表された品種。
「Nui」は、先住民マオリの言葉で「大きい」という意味があります。
まさに、その名にふさわしい大粒品種なんです!
🌱 さて、ヌイの親をたどってみましょう。
ヌイの両親は、
「E-118 × ブルークロップ(Bluecrop)」
さらにE-118の両親は、
「アッシュワース(Ashworth)× アーリーブルー(Earliblue)」
そうです!
前回のプルとまったく同じ両親なんです。
そして、次回ご紹介するレカも同じ組み合わせ。
同じ両親から生まれた三兄弟なのに、果実の大きさも、収穫量も、樹の育ち方も違います。
🫐 ヌイの最大の魅力は、なんといっても大粒!
三兄弟の中では、ヌイが最も大きな果実をつけることで知られています。
条件がよければ、500円玉ほどの大きさになることも!
しかも、早生品種なので、シーズンの早い時期から大粒のブルーベリーを楽しめます。
食味については、収穫前半は適度な酸味があり、甘味とのバランスがよい一方、後半は酸味が抜けて味がぼやけることもあるそうです。
大きさだけでなく、食べる時期によっても印象が変わる品種なんですね。
🌿 では、宮崎ブルーベリーの杜ではどうでしょう?
当園ではヌイを25本導入しました。
ところが、収穫デビューできたのは14本。
デビュー率は56%です。
前回のプルは8本中8本、全員デビューでした。
それに比べると、ヌイはかなり苦戦しています。
そして、気になるのが樹の大きさ。
ヌイは、今でもなかなか立派な樹になってくれないんです。 😥
収穫できるようになった樹もありますが、期待していたほど大きく育っていません。
せっかく大粒の実をつける品種なのに、その魅力を十分に発揮させてあげられていないのが残念です。
🌱 実は、ヌイにはこんな特徴も。
ヌイは、枝が横に広がりやすい「開帳性」の樹形を持つ品種です。
また、海外の栽培資料には、樹が十分に育つまで時間がかかるという記述もあります。
さらに、コガネムシ幼虫による根の食害が報告されている品種でもあります。
ただし、当園のヌイが大きく育たない原因については、まだはっきり分かっていません。
根の状態や水分管理、着果量なども含めて、引き続き観察していきたいと思います。
🫐 同じ三兄弟なのに、こんなに違う!
当園での収穫デビュー実績は、
🇳🇿 プル:8本/8本(100%)
🇳🇿 ヌイ:14本/25本(56%)
🇳🇿 レカ:51本/59本(約86%)
レカはコガネムシ幼虫による食害が比較的多かったものの、多くの樹が収穫デビューしています。
一方、ヌイは収穫デビュー率が低く、樹もなかなか大きくならない。
同じ両親から生まれた兄弟でも、こんなに違う結果になるんですね。
🌏 大粒の魅力を、もっと引き出したい!
ヌイの魅力は、シーズン初めに楽しめる大きな果実。
でも、大きな実をつけるためには、まず健康で立派な樹を育てることが大切です。
来年は、樹の成長を優先しながら、少しずつヌイ本来の魅力を引き出していきたいと思います。
次回、第18話は、ニュージーランド三兄弟の最後を飾る「レカ(Reka)」。
こちらは豊産性が魅力の品種です。
当園ではコガネムシの食害に悩まされながらも、多くの樹が収穫デビューしました。
三兄弟の最後のお話も、お楽しみに!😊
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